当店で手ぬぐいを製作される前にご理解いただきたいこと

オリジナル手ぬぐい製作前にご理解いただきたいことになります。
必ずよくお読みになり、納得された上でのご注文をお願いいたします。

商品について

製法について

当店の手ぬぐいは「手捺染・てなっせん」(別名:ハンドスクリーンプリント)で製作しています。
(印刷で言うシルクスクリーンプリントと似た製法ですが、染色業界では「捺染(なっせん、なせん)」という言葉を使うことが多いです。)
手捺染の着色方法には「顔料捺染」と「染料捺染(反応染め)」の2種類があり、特にご指定のない場合は「顔料捺染」での製作となります。(自動見積もりフォームからのご注文は「顔料捺染」での製作となります。)
当店のお客さまの97%が顔料捺染を選ばれご満足頂いています。

伝統的な染め方に「注染」がありますが、当店ではイラストなどの繊細な図案を再現するのに適した「手捺染」を採用しています。

顔料捺染
生地の表面に色の粒子を「糊」のようなものでくっつけてプリントする製法です。特にご指定のない場合はこちらで製作いたします。納期が早く、手頃な価格で色や柄の再現性に優れ、細かい柄も綺麗に出すことが出来ます。
デメリットとしては、黒などの濃色では仕上がりの硬さを感じたり、水洗いや摩擦によって白っぽく色落ちすることがある、などがございます。

染料捺染(反応染め)
反応染料で捺染後、蒸し、水洗い、整理仕上げとなります。顔料に比べ価格はあがりますが、糸の内部までしっかり染まり、柔らかく風合いよく仕上がります。
デメリットとしては、高価であること、納期がかること、色の再現が難しいこと、初めのうちは水洗いによって色が出やすい、などがございます。

 

デザインの再現性について

染め見本をご請求いただくと捺染の再現性が確認いただけます。

当店の手ぬぐいは比較的細かい柄まで再現出来ますが、それでも限界はございます。糸より細い絵柄は再現することは出来ません。

【デザインの再現性の注意点】
・白抜きのラインは3ポイント(約1mm)以下の白抜き線は潰れてしまいます。
・白抜き文字は、潰れやすくなるため小さな文字には適しません。
・画数が多い漢字は、読みにくくなることがあるので、文字サイズに注意してください。
・アミ点を使用される場合は、潰れを考慮し密度に注意してください。

再現性がご心配な場合は、必ず染め見本をご請求いただき、潰れ具合などをチェックした上でご注文ください。
推奨に満たないような細かい絵柄の再現は保証出来ませんので、予めご了承ください。


色の再現性について

少し濃いめになっています

顔料捺染は色再現が高い製法ですが、それでも色見本と全く同じ色にはなりませんので、ご理解いただきたいと思います。使用するインク(染料・顔料)、素材(紙と布の違い)、ツヤ感などが異なるためです。
色は、目的色に「出来るだけ近づける」ように調合して作ります。
DICやPANTONEの色指定でも、オフセットの特色印刷のように、決まったインクと配合がある訳ではありません。職人がチップを目安にしながら感覚で色を作っていきます。
また、注染で染められた手ぬぐいを色見本にされる場合は、使用する染料が違いますので、まったく同じ色は難しい場合があります。色味を出来るだけ近づけることは可能です。

顔料捺染は真っ黒のような濃い色を出すのは難しくなります。



裏面への色抜けについて

ミミ部分は白っぽく残る場合があります。

当店の手ぬぐいは裏面まで色が抜けるように作っておりますが、デザインや色数によっては完全な色抜けが難しい場合があります。
細かい柄、細い線などは、表面のクリアさを優先するため、裏通りを犠牲にしなくてはならない場合もあり、裏通り率が95%程度になることもございます。黒や濃紺などの濃色も裏抜けが難しい傾向がありますので、予めご了承ください。多色刷りの場合、裏通り率が各色で異なることがあります。
また、「ミミ」と呼ばれる生地の端部分の裏面は、厚みがあるので色抜けが難しく、白っぽく残ってしまう場合がございます。これは仕様であり染色不良ではありません。


リピート製作について

リピートの色は、その都度調合して作るため、前回とまったく同じ色にはなりませんので、ご理解いただきますようお願い致します。
また、使用する材料(顔料・染料・生地等)は変更することがあり、以前と全く同じものが作れない場合もあります。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

色落ちについて

洗濯・水洗い・摩擦により色落ちすることがあります。
しばらくの間洗濯の際に水に色が出たり、汗や雨によって色が流れる可能性があります。他の洗濯物へ色移りすることもありますので、ご注意ください。

顔料捺染では、水洗いや摩擦により表面の余分な顔料の粒子がとれ、白っぽく毛羽立ったように色落ちすることがあります。特に黒や濃紺などの濃い色でこの傾向がでやすいです。
このような色落ちは、顔料捺染の特性上避けられません。
対策として、白地部分を増やす、ベタ面積を減らし、柄を使うなどして目立ちにくくする、濃色を避け、淡い色でのデザインにするなどがあります。

染料捺染(反応染め)の手ぬぐいは、糸の内部まで染まっていますので、白っぽく毛羽立ったような色落ちはしませんが、全体に徐々に色落ちしていきます。水洗いにより色が出やすく、他の洗濯物に色移りすることもありますので、濡れたまま放置はお避けください。

 

【顔料捺染】上が新品・下が洗濯を10回繰り返したもの


 
手ぬぐいは大なり小なり必ず色落ちするものです。その色落ちの変化も手ぬぐいの楽しみ方のひとつです。
是非、この色落ちの変化を「味」として捉え、お楽しみください。


洗濯表示・取扱の注意について

切りっぱなし部分はフリンジ状になりほつれが止まります。

端は切りっぱなしのため、使い始めはほつれがあります。ほつれはだんだんとフリンジ状になり自然に落ち着きます。飛び出した長い糸はハサミで切ってお使いください。
色落ちを防ぐため、お洗濯は出来るだけ手洗いで行い、漂白剤やドライクリーニングのご使用はお避けください。洗濯機で洗う場合は、ネットを使い弱水流で洗ってください。
はじめのうちはたっぷりの水の中でふり洗い程度にし、色落ちが気にならなくなってから洗濯機で洗うなどすれば長くご愛用いただけます。


家庭用品品質表示法について

作った手ぬぐいを販売する場合、「家庭用品品質表示法」により「繊維の組成(綿100%)」と「表示者名及び連絡先」を記載しなくてはなりません。

当店品質表示シール


【表示者名】
表示した者の氏名または名称を記載します。当店でも、販売者(お客さま)でもどちらでも構いません。
【連絡先】
表示者名の住所または電話番号となります。

当店ではそれにプラスして、家庭洗濯の取扱方法も記載した「品質表示シール」を用意しております。(有料)
このシールをご利用いただくか、お客さまの方でパッケージのデザインに入れるなどして、表示した上での販売をお願いいたします。

匂いについて

出来上がった手ぬぐいは、顔料プリント特有の有機溶剤のような匂いがすることがございます。匂いは空気に触れることによって徐々に薄くなり、水洗いすることによって消えていきますのでご安心ください。

著作権・商標権について

イラスト・キャラクター・企業ロゴ・漫画・アニメ・写真などには著作権が発生し、権利者の使用承諾が必要になります。
個人的に使用する場合でも、人目に触れたり、当店に注文を依頼した時点で著作権侵害にあたります。
ご注文が入った時点で、著作権・肖像権の問題はクリアされているものと見なしますので、事前にお客様の方で十分にご注意ください。
また、有名なキャラクター、アニメ、企業ロゴ、芸能人の写真など、当店の判断で明らかに第三者の法的権利を侵害すると推測されるもの、または、社会通念上不適切な表現や描写があるものについては、製作をお断りすることもございます。
また、一般に販売されている手ぬぐいの複製などもお断りしております。
著作権・肖像権を侵害する商品の製作や販売に関しても当店は一切責任を持ちません。
十分ご注意の上ご注文いただきますようお願い申し上げます。